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翻訳教室

多くの翻訳者がミスを犯しがちな英文和訳の注意ポイントや、辞書などにはその意味が載っていない翻訳者泣かせの表現、さらに、直訳に基づいて明瞭で読みやすい日本語をつくるためのコツなどを収録しています。

翻訳者には、役に立つだけでなく、面白く読んでいただけると思います。私自身、年に何回か読み直すことがありますが、その度に夢中になってしまいます。

翻訳というのは、たいていは1人きりの作業です。壁に突き当たったり問題を感じたときにも、なかなか身近に相談できる人がいないものです。そうしたときに、これらの知識がお役に立てるものと思います。

*本ページは「誤訳パターン克服法」のタイトルでイカロス出版「通訳翻訳ジャーナル」に1998年5月号から連載したものです。なお、紙幅の関係で雑誌には掲載できなかった部分も含めてあります。無断転載禁。
著者:岡田信弘

第1回 翻訳上達の鍵

はじめに

十年余のフリーの翻訳生活の後、現在の会社で十余年、主に特許和訳のチェッカーをして大勢の翻訳者の訳文を見てきましたが、誤訳の多くは決まったパターンに属するもので、慣れてくると何をどう誤ったか大体分かるほどです。

よい翻訳をするには、翻訳内容に関する専門知識、対象言語の単語や文法に関する言語知識の他に、話の流れを論理的に追いかけていく理解力と、訳文の表現力が必要です。専門の勉強は、翻訳学習の中だけでなく独自に行うのが効果的であり、また理解力は生得的な所もあって学習で一挙に身に付くものでもありませんが、外国語の語句や訳文の表現については、ある程度系統的に覚えていくことができます。

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第2回 受身の話

はじめに

受身文と名詞構文の多用が、英文の科学技術文献の二大特徴であるといわれています。その他にも、関係文や不定詞、so that 構文など、前から訳すかそれとも後ろから訳すか、一文を訳す際に方針を決めなければならない構文が沢山あります。本講座では、まずこのような各種構文について、どのような訳し方があり、どのように方針を選択すればよいかについてお話しします。その最初に、今回は、受身および関連する問題について取り上げます。なお以下では、動詞の形をいう場合は「受動」の語を使用し、「受身」の語は広い意味で使うことにします。

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第3回 名詞構文の話

前回は受身の話をしましたが、要は、原文が受動形で書いてあっても、必要なら能動形その他の形で訳すということです。

今回は英文科学技術文の第2の特徴である名詞構文についてお話しします。名詞構文とは、普通の文章なら定動詞を使うところをその派生名詞(動作名詞)で表すというものです。

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